【実話系怪談】忌奇怪会~kiki-kaikai~【本当にあった怖い話】

Twitter→https://twitter.com/kikikai76211126?s=09 怖い話を集めています。 ある程度見て頂ける人が増えたら、wordpressなどを使って原文も合わせて投稿したり、 コメントなど頂けた人気の高い話は朗読系YouTubeでも公開しようと考えています。 現在はまだまだ細々と、1日1話投稿出来れば良いかな…と。二次使用などはご相談下さい。

十の奇妙な話、その2

体験者:Mさん
宮崎県

私が実際に体験した話です。彼氏の家にお泊りして、翌日の朝のこと。彼氏は仕事の為、朝5時に起きてお弁当を作っていました。
私は休みだったのでそのまま寝ていたのですが、突然足元の布団がめくれるような感覚に。彼氏のいたずら?と思ったら、彼氏の姿はキッチン。すると、足元に少し体重がかかったような感覚になりました。まるで猫か小型犬が登ってくるような…しかしペットは飼っていません。何かいる!そう思って起きようとしますが、なぜか体が動きません。目を開けることもできません。大きな声で彼氏を呼びます。
『○○君!○○君!』
彼は気付きません。そうこうしているうちに、足元にいた『何か』は、どんどん上に上がってきます。体はますます押さえつけられます。恐怖でパニックになっていると、手が勝手に上に上がり、ぐるぐる回るのです。
その間も必死で彼氏を呼びますが、全く気付いてくれません。しばらく手がぐるぐる回り、その後『何か』は私の体から離れ、壁の方に移動するように消えていきました。解放された私は彼氏のもとへ走っていき、
『大声で呼んだのに聞こえなかったの?』
と聞くと、何も聞こえなかったとのこと。たまたま霊が通ったのか…今思い出しても恐怖でしかありません。


体験者:Zさん
長野県I市

私の姉が体験した話です。姉が仕事に向かうため、家からの通勤途中、いつもの道を車で運転していたら、たまたま工事をしていたため、回り道をして行ったそうです。大通りを外れて、田んぼだらけの田舎道を進み、たまたま通った神社の前で赤い着物を着た女の子がマリ付きをしていたそうです。
姉は今日はお祭りでもあるのかなっと思ったそうです。小さい女に見えたらしく、一人で危ないなーと思いバックミラーでもう一度女の子を見ようと、見た時には女の子の姿は見えなかったそうです。そんな一瞬で女の子がいなくなるなんて不思議に思い後でお祭りがあるか調べたら、その神社でお祭りをすることはないそうです。
今の時代女の子がお祭りでもないのに着物を着る事なんてないだろうし、人気のない場所で、一人でマリ付きをするのもおかしな話だと、私と母に話してくれました。本当に女の子がいたのか、見間違いなのかは結局わかりませんが、その日以来、何度かその神社の前を通っているそうですが、一度も女の子を見たことないそうです。
今も地元に愛されてるとても小さな神社ですが、もしかしたら昔なにかあったのかなと思いました。それか座敷童だったのかな?本当のことは全くわかりません。


体験者:Hさん
東京都H市


大学2年生の時東京都八王子市の姉のアパートに遊びに行ったときのことです。
駅を出てすぐ左にある姉の家は5階建てで少し年季の入っている、学生が多く住んでいるアパートでした。姉は2マルイチ号室に住んでいましたがちょうどその2階の真ん前には歩道橋があり窓の外から眺めると歩道橋の高さが部屋の高さと同じ位でした。
その歩道橋は学生から人気がありよくグループで談笑しているひとがいたり、歩道橋から通行人の景色を見ている人がいたりしました。その時は学生が多いなぁと思ったぐらいで特に気にしていなかったのですがある夕方、トイ・ストーリーのウッディのような帽子をかぶっている20代ぐらいの男性が歩道橋からこちらの部屋をまっすぐに見ているような気がしました。
気のせいだろうと思いコンビニに行ったり普段通りご飯を食べていましたがなんだか姉のことが心配になり頻繁に姉の家を訪れるようにしていました。
夕方ごろ、窓の外を眺めるとまたウッディの帽子の男がいました。表情を全く変えずこちらを見ていてめがあいました。そして怖くなった私は今度は彼氏を連れて一緒に姉のアパート訪れました。
いつも夕方頃ウッディの帽子男は現れ、完全にこちらを見ていました。カーテンをしめて姉と一緒に彼氏の車の中に乗り込むと歩道橋から男の人がおりて走って車を追いかけてくるのがサイドミラーから見えました。その時も表情を変えていないような、目を見開いている様子で走っているのが見えました。
それから、こちらの部屋をのぞいていたことが確信に変わり、姉はアパートを引き払い、大学周辺に引っ越し、無事に楽しく過ごしました。ウッディの帽子男がその後どこにいったのか、なぜおいかけてきたのか分かりませんが、姉が無事で安心しました。


体験者:Oさん
北海道

これはぼくが小学2年生の夏休みに体験した話です。

その日は、夏休み真っ只中で蒸し暑い日でした。小樽市にある天狗山という山に行こうということで車で向かっていました。札幌から2時間ほどかけて天狗山の展望台に着き展望を楽しんでいました。
ぼくは子供だったので展望に飽きてしまいそこらへんをぶらぶらしていたとき不思議なものを見てしまいました。
車道の上の方からガラガラガラガラという大きな音が聞こえて来たのです。車の音ではない。なんだろう...。と思っていると、それは姿を表しました。スケートボードが降りて来たのです。
人は乗っておらずスケートボードだけで降りて来て、道のど真ん中でピタッと止まりました。僕から距離は10メートルほどです。そしてまた動き始め、ガードレールの下の隙間を超えて林に落ちていきました。
気になった僕は林の下を覗きに行ったのですが茂みがすごくスケートボードは見えませんでした。
親に報告しようと戻ろうとした時、林の下の方からガサガサという音が聞こえ振り向くとガードレールの林側の方に血だらけの男の子が立っていました。ですが男の子がこの世のものではないことはすぐにわかりました。ガードレールの林側は急な斜面になっており人が立てる場所はなく浮いているように見えたからです。
ぼくは当時から霊感が強くこのような経験は多々していたので、手を合わせて合掌し両親の元に戻りました。

静かな山だったのにも関わらず、スケートボードが降りてくる大きなガラガラという音は聞こえていなかったそうです。


体験者:Oさん
北海道O市

これは僕が19歳のときに体験した話です。

僕は当時、社会人1年目で毎日怒られてばかりいました。その日も散々上司から怒られたことで肩を落として帰っていました。帰って好きなプラモデル作りをして忘れようと思い自宅の最寄駅(銭函駅)で降り帰路についていました。
自宅に向かって歩いていると向こうから見覚えのある車がこちらに向かって来ました。あ!親の車だ!と思いかるく手を振って止まってもらうと車を運転している母親の顔が真っ青でした。ドアを開けて乗ると真っ青な顔な母親が「どうしてここにいるの?」と言ってきました。なんでそんなに驚いているのかもわからずいると、母親が急いで自宅に引き返し急いで鍵を開けて家の中を見に行きました。

この時点でなんのことかわからない僕は母親に何があったのか尋ねると
母親が言うには僕は30分前に自宅に帰って来てたそうです。台所にいる母親に「ただいま」といい台所の横にある洗面所の前で部屋着に着替えて「プラモ作るからご飯もうちょっとあとで食べるから」と言い部屋のある2階に上がっていったそうです。
声だけではなくしっかりと姿も見ていたそうです。

そして母親が牛乳を買いに車で近くのコンビニに出かける途中で向こうから僕が歩いて来たそうです。(すごい田舎なのでコンビニまでは車で行かないとないんです)

僕の早く帰りたいという生き霊が母親には見えていたのでしょうか。


体験者:Mさん
自宅・スーパーマーケット

父が亡くなってもう5年、
思い出すこともほとんどなく、たまに何かのきっかけで話に上る程度でした。

元々お父さん子だった私は父のことは大好きだったのですが、
本当に急に旅行先で倒れ、1週間後に召されてしまったので、
未だに父が亡くなったという実感もないのです。

それだけに「寂しい」という感情も少なく、
そのせいで逆に思い入れが少ないのだろうと…
決して、薄情なわけではありません。

しかし、そんな日々の中、
ある日の朝、いままで出てきたこともないのに、なぜか夢に出てきました。
夢の中の父は終始笑顔で何かを訴えている様子
何故、今になって、そんな夢を見たのかわかりません。

さらに不思議なことは続きます。
その日の夕方
一緒に買い物をしていた主人が徐に

「そろそろお義父さんの墓参りも行かないとね」と言い出したのです。

普段そんなことを一言も言わない主人がなぜ
その日に限ってそんなことを言ったのか?

その後友達にその話をして、その原因がわかりました。
その日はなんと、7月の盆の入りだったのです。
通常お盆と言うと8月のイメージなのですが、
7月にもお盆があり、
夏が大好きだった父が下りてきたのだろうと思いました。
とりあえず実家に帰ってまだ存命の母にそのことを報告すると

「あら、やだ。私の周りにいつもいるわよ?あの人自分が死んじゃったと言う自覚がないんじゃないかしら?」

と・・・
母の日常にはいつも父が現れているようで、
母も私と一緒で、父が亡くなった「寂しさ」をあまり感じていないようでした。

でもその後は、しっかり仏壇にお線香をあげて、
これからも母を守ってくださいとのお願いをしてまいりました。
きっとそういった不思議なことには
ちゃんと意味があるのでしょうね


体験者:Sさん
本州最西端の某県

これは怖い話というより、どちらかというと不思議な話です。簡単に言うと巷でいう「ドッペルガー」を体験しました。
しかし、私自身が「私の分身(?)」を目撃したわけではなく、他の人が目撃したというものです。

まず、初めに起こったのは、大学2年生の時です。私は本州の西の端の某県の出身で、しかし当時は首都東京の大学に通っておりました。大学は夏休み、春休みがそれぞれ2カ月程度と長く、その夏も休みのため帰郷し、実家に滞在しておりました。ある日曜日だったと思います。私の今は亡き父は非常にパチンコが好きで、その日も父は朝からパチンコ屋で打っていたと思います。一方、私は実家でゴロゴロとマンガを読んだり、レコードを聴いたりしながら過ごしておりました。夕方になって父が帰宅し、私の顔を見るなり

「あれっ?お前なんでここにいるんだ?さっき、〇〇通りを自転車で走ってたじゃないかっ」

と驚きます。しかし、私はその日は朝から一歩も家からは出ていませんでした。

「は?僕は今日ずっとここにいたけど・・・」

と返します。すると父は

「嘘つくなよ!さっき見たのは本当にお前だったし、乗ってたのはお前の自転車だったぞ!」

と半分キレ気味になります。

「いやいやっ、本当ですってば、今日はここでずっとゴロゴロしてましたが・・・」

と言うと、父は

「おかしいなぁ・・・あれは絶対にお前だったが・・・」

と首をかしげていました。これだけなら父の見間違い、あるいは勘違いで済むのですが、それから、2、3日後に今後は友人が

「お前さぁ、なんで○○○なんか歩いてたの?車の中から声かけても無視しているし・・・」

と不思議がります。○○○というのは私が在住している市でもへき地のほうで、私の家から遠く離れている地域でした。しかも、その友人は幼稚園、小学校、中学校、高校まで全部一緒でいわゆる幼馴染というやつで、見間違える可能性は0ではないにしろかなり低い人物です。たったこれだけのことですが、いまだに何だったのか不思議な体験でした。ちなみに「ドッペルガー」を体験すると死ぬと言われていますが、40年近くたった今も私はこうして生きています。 


体験者:Fさん
北海道H市

当時私は実家の北海道を離れて大阪に住んでいました。

年に1度帰省しており、その年も帰省しましたが実家の私の部屋は物置にされてしまい寝床に困っていました。
すると妹が彼氏の家に泊まるので部屋を使用しても良いとの事で、ありがたく妹の部屋に泊めてもらう事にしました。

夜になりベッドに入ったところ窓のカーテンが少し開いていて気になりましたが疲れたのでそのまま眠りました。
夜中目が覚めて誰かに見られているような気持ちになり、ふと窓の方を見ると、カーテンの隙間から首だけの老人が2人こちらを見ていたのです。
怖くなりすぐに目を瞑りましたが、どうやら窓をすり抜けて老人の顔が部屋の中に入って来て私の顔の前で止まったのがわかりました。
目を瞑っていても顔のすぐ前に老人の顔がある事がわかります。
私は怖すぎて笑ってしまいました。
すると老人は

「いつも見てるぞ」

と言って部屋のクローゼットの方に消えて行きました。
朝目が覚めて夜中の体験を思い出すと「もしかしてあれは自分のおじいちゃんとおばあちゃんだったのでは」という気持ちになり、2人が守護霊になっていつも見てくれているんだ、とポジティブな気持ちで大阪に帰りました。

守護霊を見た体験ではありますが、せっかく部屋を貸してくれた手前、妹には話さないでおこうとこの話はずっと妹にしていませんでした。10年程して家族でゆっくり話す機会があり、実家も引っ越した為、守護霊を見た体験を妹にもようやく話しました。
すると妹は驚愕の表情を浮かべたのです。
妹が言うには、当時美容師をしていてあのクローゼットには学生時代に使用したマネキン(練習用の首だけのマネキン)が2体入っていたらしく
美容師の練習用マネキンの髪は本物の髪で出来ていると言うのです。
すぐに調べてみると、10年前の帰省したあの日はたまたま”お盆”でした。
当時の私はお盆や墓参りなどには興味がなく、帰省する日は仕事が休みになるタイミングで適当に決めていたのです。

つまり、マネキンの髪の魂がお盆で部屋に来ていて、寝ている私を妹と勘違いして「いつも見ている」と言った事になります。
特に怖い思いはしていませんが、10年間守護霊だと思っていたあの日の霊は、私には全然関係ない他人の霊だったと言うお話です。


体験者:Sさん
東京都S区

私は、特に霊感などは無いと思います。でもとても不思議な体験をした事があります。高校を卒業して東京の杉並区にある会社の独身寮に引っ越してすぐの事でした。建物は、まあまあ古いんですがコンクリート造なので、しっかりしていました。各フロアは、10部屋くらいあってほとんどの部屋は、人が入っていました。

私は、同期の人と6人それぞれ違うフロアの空いている部屋に住む事になりました。お風呂もトイレも共同で、食堂や運動スペースもあってとてもいい印象でした。部屋は、6畳でベッドとテレビ、コタツを置いていっぱいになる感じです。そこに住んでいる人は、色々な支店に行っているので、帰りがまちまちでした。寝ていたら、酔っ払った先輩が廊下を鼻歌交じりにバタバタ歩いている音も聞こえる感じでした。
当時、私は土日が休みでテレビをつけて「ひょうきん族」を見ていました。

するとテレビと私の間に左側から戦時中の兵隊さんが一人、スーッと横切って行きました。真っ直ぐ前を見ながらゆっくり通り過ぎていったんです。そして壁の中へ消えて行きました。私は、不思議と怖くなかったのを覚えています。

「何だったんだろう?」

私は、とりあえずテレビを消して、1フロア下の同期の部屋に行ってその日は、寝かせてもらいました。不思議なのは、時間帯が20時で、お酒も飲んでいなくハッキリとテレビを見ていた事と、金縛りなどにもかかっていない状態で見てしまった事でした。次の日、何だかその部屋に住む事が難しいと感じ、寮長さんに相談して別の部屋に移動させて頂きました。寮長さんいわく、霊の通り道なのかもしれないと言っていました。部屋を変えてからは、何も起きずに過ごせています。


体験者:Sさん
実家

私の実家は3LDKで、私の部屋はおばあちゃんと一緒の仏壇が置かれている部屋で過ごしていました。おばあちゃんは、心臓が悪く、ペースメーカーを入れていました。
当時おばあちゃんは、70歳を超えていたくらいの年齢だと思います。歳のわりにすごく元気で、とても心臓が弱いとは思えないくらいでした。私はいつも、おばあちゃんと布団を並べて寝ているんですが、ある日の夜に仏壇からおじいちゃんがススーッと出てきておばあちゃんに何か話しかけているのを見たんです。

次の日に、おばあちゃんに「おじいちゃんと何を話していたの?」と聞くと何も覚えて無いと言っていました。私は、それから何日置きかに、同じような光景を見ることになりました。家族にも兄弟にもその話をしたんですが、夢じゃないの?とみんなが言っていました。

しばらくすると、また同じように仏壇から出てきたおじいちゃんがおばあちゃんに話しかけていました。するといつもよりも耳元で何かを囁いているように見えました。次の日にもおばあちゃんに確認したけど、何も覚えて無いと言っていました。その3日後におばあちゃんは、居間でテレビを見ている時にスーッと倒れて亡くなってしまいました。おじいちゃんは、おばあちゃんを迎えに来ていたんでしょうか?それから私は、仏壇からおじいちゃんが出て来るのを見た事は、ありません。